この記事では、くらしのマーケットのキャンセル制度について詳しく解説していきます。
記事タイトルを見て、「くらしのマーケットを利用すると、勝手にキャンセルされるなんてことがあるの?」と不安に思った方もいることでしょう。
結論を言えば、そんなことは滅多に起こらないため、安心してください。
とはいえ、くらしのマーケットを利用する上で、キャンセルのシステムについてはしっかりと理解しておかないと、後悔する場合もあります。
今回は、少し複雑なくらしのマーケットでのキャンセル時の事業者側の対応についてお伝えしていくので、利用を考えている方はぜひ最後までご覧くださいね。
くらしのマーケットで勝手にキャンセルされた!その理由はなぜ?
冒頭でも書いた通り、事業者側から勝手にキャンセルされるということはめったにありません。
しかし、SNSの一部で「勝手にキャンセルされた」といった声が上がっていました。
くらしのマーケットでエアコンの工事を依頼して、設置位置や家の中の写真までやりとりして、事前にハウスメーカーまで伝えてあるのに、「そのメーカーは特殊のためできません。キャンセルします。」って一方的にキャンセルされた。
引用:Twitter
自室のエアコンが故障して泣いてる。くらしのマーケットで業者に予約したら動作状況色々聞かれて、結果メーカー修理案件だからと向こうからキャンセルされた。メーカー修理は何時に来るか当日にならないと分からないしさ。
引用:Twitter
くらしのマーケットでエアコンの移設頼んでたのに前日の夜にドタキャンされた。 店側の都合で退去日に予約してたのにどうしよう。ありえない。 こちらがキャンセルしたらキャンセル料金が発生するのにお店がドタキャンした時に罰則は何もないなんて…
引用:Twitter
このように、事業者側からのキャンセルの理由としては、「作業対応しているメーカーの製品でなかった」「修理業者案件だった」「日程の都合が悪くなった」といったケースがあるようです。
このような場合事業者は、依頼者側からのキャンセルと違ってキャンセル料はかかりませんが、場合によってはペナルティを受ける可能性があります。
しかし、コミュニケーション・信頼が大切なのに一方的にキャンセルされると気分が悪いですよね。
事業者側もキャンセル可能
くらしのマーケットでは、事業者側からのキャンセルが可能となっています。
依頼者側からのキャンセルは基本的にキャンセル料が発生することが多いため、事業者都合でのキャンセルの場合に依頼者がキャンセル料を支払う必要がないのは助かりますよね。
ですが、キャンセル・トラブル発生時の対応に関して、いずれにしても当者間でのやり取りが原則とされているため、くらしのマーケット側からのサポートはあまり期待しないほうがいいといえます。
キャンセルの手順は?
次に、事業者から見たキャンセルの手順についてご説明します。
事業者側からのキャンセルは、依頼者側からのキャンセルよりも簡単に行うことができますが、人(お客様)を相手にしている以上、依頼者への相応の理由となる説明が必要です。
ところが、この説明があまりにも簡潔すぎたり、予約日付近の急なキャンセルだったりすると、依頼者は説明に納得できず、「勝手にキャンセル(ドタキャン)された!」と不満に思ってしまいます。
①予約キャンセルの理由をしっかり説明をする
当然のことですが、本来確定した予約をキャンセルするときには相手にしっかりと理由を説明して納得してもらわなければなりません。
特にネット上のやり取りとなると、顔が見えない分、不充分な説明では信頼度が下がってしまい、トラブルのもととなります。
一度「作業可能」と判断した案件を急に取り下げるのが後ろめたくなってしまうのは分かりますが、そういったときこそ誠意ある対応をしてもらいたいものです。
②依頼者がキャンセルをしないように説明をする
依頼者側からのキャンセルは、通常、予約確定日の4日前から当日の間予約金額の25~100%のキャンセル料が発生します。(一部例外あり)
つまり、事業者都合のキャンセルだった場合、依頼者からキャンセルをされてしまうと依頼者は不当にキャンセル料を払わされることになります。
そのため、事業者側は依頼者からのキャンセルをしないようにちゃんと伝えておかなければいけません。
依頼者側も、こういった場合は事業者からのキャンセル処理をしてもらえるようメッセージを送ることを覚えておいてください。
キャンセル時の注意点
事業者側からのキャンセルは、頻繁に行ってしまうと最悪掲載停止などのペナルティを受けます。
依頼者には関係ないと感じるかもしれませんが、それでも依頼者側からのキャンセルは仮予約の段階や、予約日の5日前まではキャンセル料は発生しません。
そのため、双方が余裕を持った予約日で確定させる方が、どちらも万が一の場合のキャンセルはしやすいという訳です。
しかし、依頼者側も頻繁なキャンセルは控えるようにしましょう。
くらしのマーケットのキャンセル手数料

くらしのマーケットのキャンセル料について説明していきます。
依頼者が支払う手数料は場合によって違う
繰り返しますが、依頼者側からキャンセル処理を行う場合、予約金額の25~100%のキャンセル料が発生する場合があります。
しかし、予約日の5日前までであれば料金は発生しません。
その他、年に3回までに限り、仮予約のときのキャンセルと予約確定後48時間以内のキャンセルが無料です。
予約日の5日以上前で予約確定後48時間以内のキャンセルだった場合は、48時間以内の方が優先されて1回分消費してしまうことになるので注意してくださいね。
キャンセル料の割合の違いは次のようになります。
予約日2~4日前 | 予約金額の25% |
予約日1日前(前日) | 予約金額の50% |
予約日当日 | 予約金額の100% |
引っ越し業者・玄関の鍵開けは料金が違う
引っ越し・玄関の鍵開けのカテゴリーを選択していた場合、キャンセル料金が通常と異なります。
詳しくは公式サイトのキャンセルポリシーを確認してみてください。
くらしのマーケットのキャンセル料金徴収は出店者が行う

依頼者からのキャンセルで発生するキャンセル料金の徴収は、くらしのマーケットではなく事業者が行います。
オンラインカード決済を選んでいるとキャンセル処理が完了した時点で引き落としが発生しますが、事業者にとって厄介なのは現金での回収の必要がある場合です。
当事者同士で解決が必要
相手とのやり取りの最中にトラブルになった場合、原則当事者同士での解決が前提となっており、くらしのマーケット側からの対応はあまり期待できません。
どうしても連絡が取れないときに、連絡の催促をしてくれるくらいです。
補償制度もありますが、意外と条件が厳しかったりするので絶対にトラブルは回避したいと考えているのであればくらしのマーケットの利用は不向きな可能性があります。
回収に手間がかかる
現金での回収には、手間と時間がかかります。
なぜなら、事業者が直接依頼者の自宅に訪問して回収するか、依頼者に銀行振込をしてもらうしかないからです。
どちらにしても、事業者も依頼者も手続きが面倒ですよね。
キャンセル料金が徴収できないこともある
くらしのマーケット側は、連絡の催促しかしてくれません。
そのため、キャンセル料を支払うかは依頼者に判断が委ねられます。
つまり、キャンセル料を踏み倒される場合があるのです。
こうなってしまうと、事業者側は諦めるか、連絡し続けるかの2択になります。
くらしのマーケットでは事業者側もキャンセルできるので注意!
今回は、くらしのマーケットでの事業者側のキャンセル事情についてお伝えしました。
くらしのマーケットのようなマッチングサービスを利用する場合、相手との綿密なコミュニケーションは最も重要なことです。
キャンセルに至るにはどちらも相応の事情がありますし、事実一方的なキャンセルもゼロではありません。
できるだけキャンセルが発生しないようにすることも大切ですが、万が一のとき、トラブルにならないよう事業者も依頼者も丁寧で誠意ある対応を心がけましょう。